活動紹介

育む -人材の育成-

1. 現場見学・体験学習

文化財を修復している現場や修復材料の生産者、工房などを見学し、実際に素材に触れたり作業を体験したりすることによって見聞を広めます。

2. 各種セミナー

文化財保存修復に関わるセミナーなどを開催し、国内外で活躍できる専門家を育成することを目指しています。

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令和5年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース(オンデマンド配信)

令和5年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース(オンデマンド配信)

令和5年度のセミナーは、「戦争と文化財」をテーマとして開催しました。戦争による破壊に抗い、人々が生きた証を後世に伝えるため、文化財に関わる我々に何ができるのか。また、負の記憶の継承は戦争の抑止力となり得るのか。有形の文化財だけでなく、語り部など無形の継承活動も含めて考えるセミナーとなりました。

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令和5年度 インターンシップ事業

新規事業として、インターンシップ受け入れを実施しました。令和5年度の参加者は2名。各分野の修復作業見学、レスキューボランティアへの参加、NPOJCP事務局の事務補助等を経験してもらいました。

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令和4年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース(オンデマンド配信)

令和4年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース(オンデマンド配信)

令和4年度のセミナーは、「文化財のレッドリスト」をテーマとして、原料不足や後継者問題などを抱えて存続の危機に瀕している修復材料を取り上げました。原料生産者のご協力もいただき、現場への取材を交えた動画のオンデマンド配信となりました。

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令和3年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース(オンデマンド配信)

令和3年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース(オンデマンド配信)

令和3年度のセミナーは、前年度に引き続きオンライン配信講座となりました。文化財の日常的診断管理講座として、修復技術者だけではなく博物館等で活動されている学芸員の方々にもご協力いただき、現場における日常管理や取り扱いについて取り上げました。

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令和2年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース(オンデマンド配信)

令和2年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース(オンデマンド配信)

令和2年度のセミナーは、当機構で対応してきた陸前高田市・川崎市市民ミュージアムのレスキュー経験等を踏まえ、特に保存技術面における初期対処方法を社会にフィードバックすることを目的として開催し、コロナ禍の中、初のオンライン配信講座を行いました。

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令和元年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース

令和元年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース

令和元年度のセミナーでは「工芸」をテーマとし、特に染織品(染織、修復、絵絹、組紐、表具裂等)と陶磁器・漆器に焦点をあて、専門家・修復家による基礎講座や、生産現場の見学、ワークショップ、体験学習など、今日的な課題を体感できる研修を多く組み込みました。染織の領域では、修復に使用できる絹の生産者や技法が消滅の危機にあります。陶磁器や漆器では、文化財として価値付けされるか、骨董品・美術品と見做されるかによって、修理方法や理念が大きく異なります。このような状況を理解し、継承されてきた日本独特の文化や技術を学び、次代を担う人材を育成することを目的とし、開催しました。

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平成30年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース

平成30年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース

平成30年度は文化財を支える基本的素材である「紙」をテーマとして学びました。特に和紙だけではなく、取り上げられることの少ない「工業紙」に焦点を当て、紙の生産現場、流通現場、さらに紙の原材料である楮農家訪問など、今日的な課題を体感できる研修を多く組み込み開催しました。

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平成29年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース

平成29年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース

平成20年から実施してきた「文化財保存修復専門家養成実践セミナー」はレベルⅠ、ⅡにそれぞれABコースを設けた4カ年制のプログラム構成で行ってまいりましたが、平成28年度をもって一度終了致しました。平成29年度からは「文化財保存修復を目指す人のための実践コース」として、各テーマに沿った年4コースを設定、新たなプログラムでの開催となりました。

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平成20年度~平成28年度 文化財保存修復専門家養成実践セミナー

平成20年度~平成28年度 文化財保存修復専門家養成実践セミナー

文化財の保存修復に携わりたいと真剣に願っている学生、また既に携わっている社会人に広く開かれたセミナーをめざし、東京国立博物館の共催を得て平成20年度から開講しました。文化財保存修復専門家の研修としては、文化庁、国立博物館、独立行政法人の研究機関などが行っていますが、対象者が限られており、民間の技術者や学生は志があってもなかなか受講の機会に恵まれない状況があります。また大学などで文化財関連コースが多数設置されていますが、その後プロとしての能力を培う場が非常に少なく、自己啓発の場が限られています。本セミナーはそうした人々に学びの機会を提供するべく、広く社会に開かれたものであることを目指しています。

特に平成24年度~平成27年度は「陸前高田学校」として、東日本大震災で被災した現場における講義・実習を主に陸前高田市で実施し、平成28年度には「東北から熊本へ」をテーマに、被災地に蓄積された知識と技術を学ぶ場として開講しました。

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