実践コース

令和6年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース(オンデマンド配信)

令和6年度のセミナーは「自然と文化財─循環型の保護継承を目指して─」をテーマとして、文化のゆりかごである自然と、文化の所産である文化財の関係を今一度見つめ直し、両者の保護継承をさまざまな角度から探っていくことを目的とし、各分野の専門家をお招きして開催いたしました。

事業種別 自主
年度 令和6年度
実施場所 NPOJCP事務局
本部/関西/九州 本部
備考

詳細情報

専用サイトURL:https://npojcp.wixsite.com/seminar2024

受講者数:76名

参加資格:文化財保存修復者・保存担当者・学芸員など専門家、専門家を目指す者(学生を含む)、文化財領域での活動を希望する者

講義形態:オンデマンド

カリキュラム

Ⅰ.文化財の母胎としての自然

1.文化財を支える自然―人と自然の関わりを焦点に
2.久留米絣と天然藍の魅力
3.伝統楽器の製作・修理技術と道具・原材料について
4.人と木の歩んできた道
5.動物標本の製作・保管・活用を進めるために必要なことは?
6.自然史標本(特に植物標本)の価値、保存管理と修復について
7.地域における祭りの変容と保護、その意義と可能性

Ⅱ.自然との対峙

8.世界の海底遺跡と沈没船の保存
9.自然界のカビと文化財の関わり
10.遺跡、屋外展示物の保存について
11.江戸東京たてもの園における建造物の維持管理
12.彫刻の森美術館の作品ケア
13.文化財としての自然史資料の修復について

Ⅲ.自然との共生

14.歴史的建造物の活用と保存修理工事
15.遺産保護における自然と文化の関係
16.文化の基盤としての自然~天然記念物と世界遺産を素材として
17.環境と法-自然と文化


令和5年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース(オンデマンド配信)

令和5年度のセミナーは、「戦争と文化財」をテーマとして開催しました。戦争による破壊に抗い、人々が生きた証を後世に伝えるため、文化財に関わる我々に何ができるのか。また、負の記憶の継承は戦争の抑止力となり得るのか。有形の文化財だけでなく、語り部など無形の継承活動も含めて考えるセミナーとなりました。

事業種別 自主
年度 令和5年度
実施場所 NPOJCP事務局
本部/関西/九州 本部
備考

詳細情報

専用サイトURL:https://npojcp.wixsite.com/seminar2023

受講者数:79名

参加資格:文化財保存修復者・保存担当者・学芸員など専門家、専門家を目指す者(学生を含む)、文化財領域での活動を希望する者

講義形態:オンデマンド

カリキュラム

Ⅰ.概論

1.武力紛争と文化財保護条約の歴史
2.文化財哲学と文化財修復倫理

Ⅱ-1.各論─有形・無形

3.戦災陶磁器資料の修復事例
4.対馬丸記念館 ランドセルの保存と修復
5.アウシュヴィッツ=ビルケナウ博物館における収容所遺物の保存修復について
6.戦時下における遺跡・建造物の保護
7.原爆体験をどう残し、どう生かしていくのか─長崎の継承活動を中心に
8.東京大空襲・戦災資料センター 平和教育・継承への取り組みについて

Ⅱ-2.各論─展示

9.登戸研究所と日本の秘密戦
10.立命館大学国際平和ミュージアムの展示─平和博物館の挑戦

Ⅱ-3.各論─政策

11.緊急時の文化遺産保護─ブルーシールドの取り組み
12.文化財ナショナリズムと文化財インターナショナリズム─第2次世界大戦からウクライナ戦争まで、激甚自然災害も含めて─
13.ODA(一般文化無償資金協力)へ関わる民間企業の事例

特別講義

14.水中文化遺産から見える戦争の記録

Ⅲ.総論

15.JICAによる文化財保護事業と国際平和
16.戦時下および戦後復興における文化遺産~西アジア世界を中心に~
17.総合討議:国際社会と文化財

特別基礎講義

戦争と文化財─日本の事態を振り返って─


令和4年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース(オンデマンド配信)

令和4年度のセミナーは、「文化財のレッドリスト」をテーマとして、原料不足や後継者問題などを抱えて存続の危機に瀕している修復材料を取り上げました。原料生産者のご協力もいただき、現場への取材を交えた動画のオンデマンド配信となりました。

事業種別 自主
年度 令和4年度
実施場所 NPOJCP事務局
本部/関西/九州 本部
備考

詳細情報

専用サイトURL:https://npojcp.wixsite.com/seminar2022

受講者数:129名

参加資格:文化財保存修復者・保存担当者・学芸員など専門家、専門家を目指す者(学生を含む)、文化財領域での活動を希望する者

講義形態:オンデマンド

カリキュラム

Ⅰ.概論

1.文化財のレッドリスト
2.文化財保存技術と無形文化財

Ⅱ.各論─装潢

3.装潢作品修復で使用する道具・材料について
4.手漉き和紙の原料コウゾの産地から
5.和紙抄造の「ネリ」原料トロロアオイの栽培・保存研究現場
6.紙漉きの道具 簀・桁の生産現場から

Ⅲ.各論─漆工・彫刻

7.漆工文化財の保存修復─修復の道具や材料について─
8.国産漆の生産の現状
9.彫刻作品の修復で使用する道具・材料について
10.化学薬品を使わない膠について

Ⅳ.各論─染織・中性紙

11.染織品修復─材料と道具─
12.生糸・絹の生産について
13.染織品修復における道具・材料(金糸)について
14.紙資料の劣化と資料保存対策─資料の長期保存にふさわしい中性紙とは?─

Ⅴ.総論

15.文化財修理における修復材料の選定と見積り設計について
16.伝統的材料(炭)生産継承の取り組み
17.公共財としての文化財─行政の仕組みと担い手の視点から─


令和3年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース(オンデマンド配信)

令和3年度のセミナーは、前年度に引き続きオンライン配信講座となりました。文化財の日常的診断管理講座として、修復技術者だけではなく博物館等で活動されている学芸員の方々にもご協力いただき、現場における日常管理や取り扱いについて取り上げました。

事業種別 自主
年度 令和3年度
実施場所 NPOJCP事務局
本部/関西/九州 本部
備考

詳細情報

専用サイトURL:https://npojcp.wixsite.com/seminer2021

受講者数:121名

参加資格:文化財保存修復者・保存担当者・学芸員など専門家、専門家を目指す者(学生を含む)、文化財領域での活動を希望する者

講義形態:オンデマンド

カリキュラム

Ⅰ.各地の文化財所有者/施設の日常管理の実際

1.歴史資料の保存管理~地方自治体での一事例~
2.地域博物館の課題について
3.博物館におけるIPM活動

Ⅱ.収蔵環境の整備について

1.文化財の虫菌害対策~状況/環境に即した段階的プログラム
2.大気中有毒ガス濃度検査
3.地域文化財の盗難の問題と対策

Ⅲ.収蔵品の調査

1.調査票の設計とコンディションチェックの実際
2.デジタル写真撮影の方法

Ⅳ.日常の取り扱いについて

1.一般的な古文書の取り扱いについて
2.近現代資料を保存するために
3.染織品の取り扱い
4.漆工文化財の取り扱いと保存
5.人形・郷土玩具
6.洋画の日常管理について

Ⅴ.保存と保管

1.「はじめにデータベースありき」のために
2.展示を兼ねた保存箱・保管まで考えたマウント
3.桐の太巻き、保存箱について
4.臨床保存/中性紙を用いた保存方法について、簡易万能型太巻き芯を中心に

Ⅵ.保存活用計画について

1.東京国立博物館の保存修復室の取り組み
2.中小規模施設における収蔵品の保存と活用~さいたま市岩槻人形博物館の事例報告~
3.持続可能な文化財の活用について


令和2年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース(オンデマンド配信)

令和2年度のセミナーは、当機構で対応してきた陸前高田市・川崎市市民ミュージアムのレスキュー経験等を踏まえ、特に保存技術面における初期対処方法を社会にフィードバックすることを目的として開催し、コロナ禍の中、初のオンライン配信講座を行いました。

事業種別 自主
年度 令和2年度
実施場所 NPOJCP事務局
本部/関西/九州 本部
備考

詳細情報

専用サイトURL:https://npojcp.wixsite.com/seminar2020

受講者数:延べ85名

参加資格:文化財保存修復者・保存担当者・学芸員など専門家・社寺等所有者・・現在非専門家であっても専門家を目指す者(学生含む)・文化財領域での活動を希望する者

講義形態:オンデマンド

カリキュラム

Ⅰ.初動~第一次レスキュー~

【1】被災現場との連絡の取り方/コミットメントの流れ
 1.情報収集と支援団体のアレンジメント
 2.被災現場との連絡の取り方 ―現場との連携、市民との共同・協働・協同―
 3.現場の連携と市民との協働2
 4.第1次レスキュー 初動のコーディネート

【2】初動に際しての装備、必要資材について
 1.第1次レスキューを中心に 初動に際しての装備、必要資材について
 2.文化財保存修復に使用する機能紙の選び方
 3.川崎市市民ミュージアム・文化財レスキュー 最適な資器材提供と作業支援について

【3】水損資料の第一次レスキューにおける対処法
 1.収蔵場所からの取り出し、トリアージについて
 2.写真の第一次レスキュー
 3.水害における油彩画の損傷と応急処置―油彩画の構造と環境から考える―
 4.装潢作品の構造について
 5.洋紙作品の装丁と描画材料について

Ⅱ.カビについて

【1】保存修復とカビ
 カビ被害とその対策・予防
【2】カビの調査と評価
【3】被災現場の環境保全/燻蒸について

Ⅲ.水損資料の第二次レスキューにおける対処法

【1】作品状態調査―記録取り、手順、留意点―
【2】カビ払いについて
 1.カビ払いの環境整備 ―川崎市市民ミュージアムの事例から―
 2.カビ払いの手順とその注意点
【3】洗浄について―洋紙作品の洗浄―

Ⅳ.日常の管理

【1】日常管理
【2】製品紹介


令和元年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース

令和元年度のセミナーでは「工芸」をテーマとし、特に染織品(染織、修復、絵絹、組紐、表具裂等)と陶磁器・漆器に焦点をあて、専門家・修復家による基礎講座や、生産現場の見学、ワークショップ、体験学習など、今日的な課題を体感できる研修を多く組み込みました。染織の領域では、修復に使用できる絹の生産者や技法が消滅の危機にあります。陶磁器や漆器では、文化財として価値付けされるか、骨董品・美術品と見做されるかによって、修理方法や理念が大きく異なります。このような状況を理解し、継承されてきた日本独特の文化や技術を学び、次代を担う人材を育成することを目的とし、開催しました。

事業種別 自主
年度 令和元年度
実施場所 東京国立博物館黒田記念館、外部施設見学等
本部/関西/九州 本部
備考

詳細情報

受講者数:延べ77名

参加資格:文化財保存修復者・保存担当者・学芸員など専門家・現在非専門家であっても専門家を目指す者(学生含む)・文化財領域での活動を希望する者

実施期間
1回目 令和元年7月26日~7月28日
2回目 9月28日~9月29日
3回目 11月15日~11月17日
4回目 令和2年1月16日~1月18日

カリキュラム

1回目「染織品」基礎講座/ワークショップ

・1日目
講義「万国博覧会と工芸-博物館学の観点から」
講義「織紐と組紐に見る日本人の美意識」
ワークショップ「紐を編む・撚る・結ぶ・組む・織る」
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12502125934.html

・2日目
講義「染料の科学」
ワークショップ「被災染織資料の洗浄(安定化処理)」
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12502826284.html

・3日目
講義「染織品の修復と保存」
ワークショップ「クッションマウントの作成」
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12505260696.html

2回目 長野絹織物製作現場見学
株式会社勝山織物長野工房・絹織製作研究所を見学
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12537884452.html

3回目 「陶磁器・漆」基礎講座

・1日目
講義「東洋陶磁の概観―東洋陶磁の歴史と魅力―」
講義「陶磁器の修復」
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12557514646.html

・2日目
講義「科学の目で視た陶磁器」
ディスカッション
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12557521908.html

・3日目
講義「漆工品の修復」
講義「“漆“という素材を理解するための基礎知識」
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12557529971.html

4回目 九州研修ツアー~伝統工芸を訪ねる~
詳細はブログへ
1日目→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12596535400.html
2日目→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12596541803.html
3日目→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12596556810.html


平成30年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース

平成30年度は文化財を支える基本的素材である「紙」をテーマとして学びました。特に和紙だけではなく、取り上げられることの少ない「工業紙」に焦点を当て、紙の生産現場、流通現場、さらに紙の原材料である楮農家訪問など、今日的な課題を体感できる研修を多く組み込み開催しました。

事業種別 自主
年度 平成30年度
実施場所 東京国立博物館黒田記念館、外部施設等
本部/関西/九州 本部
備考

詳細情報

受講者数:延べ64名

参加資格:文化財保存修復者・保存担当者・学芸員など専門家・現在非専門家であっても専門家を目指す者(学生含む)・文化財領域での活動を希望する者

実施期間
1回目 平成30年8月23日~8月25日
2回目 9月3日
3回目 11月5日~11月7日
4回目 平成31年2月7日~2月8日

カリキュラム

1回目 基礎講座/ワークショップ

・1日目
講義「文化財保護制度の歴史」
講義「建造物と紙~文化財建造物修理における金唐紙の復原や修理の実際」
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12402772156.html

・2日目
講義「中国紙・和紙・洋紙の歴史~類似点と相違点~」
講義「宣紙鑑定と繊維分析との出会い」
講義「紙の高齢化対策-紙の劣化のメカニズムとリサイクル/文化資源としての紙保存技術-」
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12403014314.html

・3日目
講義「保護紙とその活用方法」
講義/ワークショップ「保存箱の制作実習」
保存箱製作ワークショップ「タトウ箱の作製」
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12403016694.html

2回目 静岡製紙工場見学
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12404378783.html

3回目 高知研修ツアー
詳細はブログへ
1日目→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12423850155.html
2日目→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12425398166.html
3日目→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12425400182.html

4回目 茨城楮生産現場体験学習
詳細はブログへ
1日目→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12443790457.html
2日目→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12443792783.html


平成29年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース

平成20年から実施してきた「文化財保存修復専門家養成実践セミナー」はレベルⅠ、ⅡにそれぞれABコースを設けた4カ年制のプログラム構成で行ってまいりましたが、平成28年度をもって一度終了致しました。平成29年度からは「文化財保存修復を目指す人のための実践コース」として、各テーマに沿った年4コースを設定、新たなプログラムでの開催となりました。

事業種別 自主
年度 平成29年度
実施場所 東京国立博物館黒田記念館、外部施設見学等
本部/関西/九州 本部
備考

詳細情報

受講者数:延べ65名

実施期間
1回目 平成29年7月22日~7月23日
2回目 8月26日~8月28日
3回目 9月29日~10月1日
4回目 12月16日~12月17日

カリキュラム

1回目 基礎概論

・1日目
講義「日本の文化財専門家としての法知識について」
基礎材料論「材質と文化財の保存修復」
環境計測I「温度と湿度」
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12295911457.html

・2日目
基礎材料論「保存修復の対象となる紙について」
環境計測II「生物生息 虫菌による被害」
調査診断法「文化財の科学分析 有機分析と無機分析」
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12295954230.html

2回目 考古遺物の修理と仕様設計

・1日目
講義「埋蔵文化財修理の現状と課題」
講義「東博における企画競争入札」
ワークショップ「設計見積り」
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12306125347.html

・2日目
ワークショップ「考古遺物の分析―分析試料の前処理と調製―」
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12306540629.html

・3日目
ワークショップ「縄文土器の梱包、縄文原体の基礎(縄の撚り方)」
講義「考古遺物保存における材料の話」
ディスカッション
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12306681349.html

3回目 文化財レスキューについて

・1日目
講義「レスキューにおける保存科学の役割」
見学 東京藝術大学保存科学研究室
見学 都立中央図書館・資料保全室
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12318880642.html

・2日目
ワークショップ「保存へと導くための写真技法の識別」
ワークショップ「アーカイブズの初動レスキューとタイムライン」
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12320170862.html

・3日目
講義「文化財防災の考え方と救出保全活動のための備え」
講義「自然災害への備えと緊急時対応~課題と可能性~」
講義「東日本大震災、熊本地震における災害救援活動と地域の文化の復興」
ディスカッション
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12320924704.html

4回目 油彩画の修理と仕様設計

・1日目
講義「企画競争を見据えた油彩画の修理設計について」
講義「油彩画修理の現状と課題」
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12338036303.html

・2日目
講義「光学資料で読む『保存修復と絵画の技法と材料』」
講義/ワークショップ「油彩画の補彩について」
詳細はブログへ→https://ameblo.jp/jcpnpo/entry-12340521854.html


平成20年度~平成28年度 文化財保存修復専門家養成実践セミナー

文化財の保存修復に携わりたいと真剣に願っている学生、また既に携わっている社会人に広く開かれたセミナーをめざし、東京国立博物館の共催を得て平成20年度から開講しました。文化財保存修復専門家の研修としては、文化庁、国立博物館、独立行政法人の研究機関などが行っていますが、対象者が限られており、民間の技術者や学生は志があってもなかなか受講の機会に恵まれない状況があります。また大学などで文化財関連コースが多数設置されていますが、その後プロとしての能力を培う場が非常に少なく、自己啓発の場が限られています。本セミナーはそうした人々に学びの機会を提供するべく、広く社会に開かれたものであることを目指しています。

特に平成24年度~平成27年度は「陸前高田学校」として、東日本大震災で被災した現場における講義・実習を主に陸前高田市で実施し、平成28年度には「東北から熊本へ」をテーマに、被災地に蓄積された知識と技術を学ぶ場として開講しました。

事業種別 自主
年度 平成28年度
実施場所
本部/関西/九州 本部
備考

詳細情報

平成20年度~28年度については、講師陣の授業のすべてを講義録に収め、配布しております。ご希望の方はこちらをご覧ください。→https://www.jcpnpo.org/library/