2017.07.04

大津波プロジェクト実行委員会主催 「陸前高田支援ワークショップ」

開催趣旨:
東日本大震災で被災した陸前高田市立博物館の資料は、東京国立博物館、岩手県立博物館、国立科学博物館、女子美術大学、そしてNPOJCP等が協力し、現在も修復作業が続いています。震災から6年が経ち、この間に新たな手法、知見が生み出されつつあります。
 今回は、文化庁調査官による被災文化財への取り組みについてのレクチャーに加え、植物標本など自然資料レスキューの講義、また主にJCP会員による紙本、アクリル画の安定化処置についてのワークショップを行い、今後の修復事業に寄与することを目指します。
 日本全国に未だ多くの被災資料が残り、かつ新たな災害によって増え続ける今日、ひとりでも多くの方々に現状を理解していただきたく、皆様のご参加をお待ちいたします。

■日 時:平成29年7月31日(月)~8月3日(木)

■会 場:陸前高田市立博物館(岩手県陸前高田市矢作町字二田野55)
     岩手県立博物館(岩手県盛岡市字松屋敷34)

■参加費:無料 ※ホテル、交通手段などはご自身でお手配下さい。

■定 員:15名

■申込み:①氏名、②所属、③専門、④連絡先住所、⑤電話番号、⑥E-Mailアドレスなどを記入の上、下記まで

〒110-0008
台東区池之端4-14-8-102
NPO法人 文化財保存支援機構
TEL:03-3821-3264/FAX:03-3821-3265
E-Mail: jimukyoku@jcpnpo.org

■締め切り:平成29年7月18日(火)まで

※大津波プロジェクト:正式名称は「津波により被災した文化財の保存修復技術の構築と専門機関の連携に関するプロジェクト実行委員会」。岩手県立博物館、陸前高田市立博物館、東京国立博物館、日本博物館協会、NPOJCPが構成団体となって運営する文化庁補助金によるプロジェクト。平成26年度から活動をしている。

~~プログラム~~
7月31日(月)
【午前】開会式
講義「三陸地方の漁撈用具の重要性と価値について」(仮)
   石垣 悟(文化庁伝統文化課民俗文化財部門文化財調査官)
講義「大規模災害への文化庁等の対応についてー東日本大震災を中心にー」
   宇田川 滋正(文化庁文化財部美術学芸課文化財管理指導官)
【午後】
WS「墨書を対象とした安定化処理方法」  鈴木晴彦(㈱修護)/日野克紀(奥村表具店)

夕方 懇親会

8月1日(火)
【午前】
 WS「水溶性描画材料で洋紙に描かれた作品の安定化処理方法」
               米倉 乙世(紙本修復家)/西原 紀恵(絵画修復家)
【午後】
 講義「安定化処理済資料の異臭、変色の原因とその対処方法」赤沼 英男(岩手県立博物館)
 講義「被災植物標本に発生したカビの処理方法と安全対策」 鈴木 まほろ
(岩手県立博物館)
 意見交換会  神庭信幸(保存科学者)

8月2日(水)(移動)
【終日】
 被災沿岸部の状況調査
  一本松、唐丹、盛岩寺、橋野高炉跡、岩泉町、→盛岡着
  ※バスをチャーターします。バス代は別途徴収させていただきます。

8月3日(木)(岩手県立博物館)
【午前】
 WS「アクリル画の安定化処理方法」  土屋 裕子(東京国立博物館)/
                    土師 広(㈱土師絵画工房)
【午後】
 意見交換会、総括
 16:00頃 閉会式、解散
※プログラム、タイトルは講師の都合により変更されることがあります。
2017.06.13

「平成29年度 文化財保存修復を目指す人のための実践コース」開催のお知らせ

平成29年度の当機構主催セミナーについて決定致しましたので、お知らせ致します。

これまで本セミナーはレベルⅠ、ⅡにそれぞれABコースを設けた4カ年制のプログラム構成で行ってまいりましたが、昨年度をもって一度終了致しました。
今年度からは、「文化財保存修復を目指す人のための実践コース」として、各テーマに沿った年4コースを設定、新たなプログラムで学びの場を提供できればと思っております。


各コース内容

Ⅰ.基礎概論
・日 程 :7月22日(土)~7月23日(日) 2日コース【12時間】
・カリキュラム:文化財を取り巻く世界情勢 (3時間)
        基礎材料論        (3時間)
        環境計測         (3時間)
        分析法          (3時間)


Ⅱ.考古遺物の修理と仕様設計

・日 程 :8月26日(土)~8月28日(月) 3日コース【18時間】
・カリキュラム:埋蔵文化財修理の現状と課題(1.5時間)
        東博における企画競争入札 (1.5時間)
        材料の話         (1.5時間)
        設計、見積り       (3時間)
        分析ワークショップ    (4.5時間)
        外部見学、ディスカッション(6時間)


Ⅲ.文化財レスキューについて

・日 程 :9月29日(金)~10月1日(日) 3日コース【18時間】
・カリキュラム:第一次レスキュー    (6時間)
        レスキューの実際    (6時間)
        レスキューのマネジメント(3時間)
        ディスカッション    (3時間)


Ⅳ.油彩画の修理と仕様設計
・日 程 :12月16日(土)~12月17日(日) 2日コース【12時間】
・カリキュラム:材料の話       (1.5時間)
        油彩画修理の現状と課題(1.5時間)
        設計、見積り     (3時間)
        修理の実際      (6時間)


・会 場 :東京国立博物館小講堂ほか
・定 員 :各回30名
・参加資格:現役の文化財保存修復専門家
      大学等で文化財コースを履修中、あるいは卒業した者(専門家を目指す者)

詳細は、専用HPから


ご不明点や質問などありましたら、事務局までお問い合わせ下さい。
2017.05.26

【ご案内】公開講演会 遺跡に探る災害史と被災文化遺産の継承

日本文化財科学会公開講演会シリーズ『文化遺産と科学』
遺跡に探る災害史と被災文化遺産の継承 文化財科学が解き明かす自然災害Ⅴ

開催日時:2017年10月8日(日)
開催場所:大阪市立自然史博物館 講堂

       大阪市東住吉区長居公園1-23
主催:日本文化財科学会
    http://www.jssscp.org/
事前申込不要
大人300円/高校生・大学生200円/中学生以下無料

プログラム
11:00 開演
    開会あいさつ(長友恒人 日本文化財科学会会長)
    主旨説明(今津節生 日本文化財科学会理事)
    考古学で探る大阪の洪水(井上智博 大阪府文化財センター)
12:10~13:10 休憩
13:10~
    酸素同位体比年輪年代法からみた災害の歴史(中塚武 総合地球環境学研究所)
    被災文化財が語る洪水─1934年室戸台風の爪痕─(野田繭子・内池英樹 岡山県立博物館)
    被災文化遺産の安定化処理と継承─植物標本を中心として─(鈴木まほろ 岩手県立博物館)
    被災文化遺産を有害生物から守る(佐久間大輔 大阪市立自然史博物館)
    閉会あいさつ 泉択良(日本文化財科学会副会長)
17:00 終演
2017.05.26

【ご案内】シンポジウム ふくしまの未来へ つなぐ、伝える

シンポジウム ふくしまの未来へ つなぐ、伝える─歴史・文化・震災遺産の保全と活用の今

2011年3月の東日本大震災から6年が経過しました。福島県は今もなお、震災・津波・原発事故の複合災害に起因する困難な課題を抱えています。そうした状況下にあって、地域と住民の長期にわたる分断や地域性の喪失、災害の記憶の風化などに対する危機感をバネに、歴史・文化・震災遺産の保全と活用をめぐる新しい取り組みが進められています。
 本シンポジウムでは、福島県内の最前線で活動を続ける関係者が一堂に会し、新たな取り組みとその成果を県内外に広く発信するとともに、行政・市民と広く情報共有をはかり、同じような取り組みが県内各地で生まれるきっかけづくりにしたいと思います。
 あわせて、救出ないし収集された歴史遺産や震災遺産の展示・解説や、歴史資料の記録撮影コーナー、失われようとしている民俗技術に関する紹介コーナーを設けることで、わかりやすく親しみやすい情報発信と共有を心がけます。
 ぜひ多くの皆様にご参加いただき、活発な意見交換をお願いできましたら幸いです。

開催日時:2017年6月17日(土)
開催場所:郡山市民プラザ大会議室

      郡山市駅前二丁目11-1ビッグアイ7階
主催:ふくしま歴史資料保存ネットワーク
   http://www.geocities.jp/f_shiryounet/
入場無料・事前申込不要

日程(以下、敬称略)
 12:30 受付開始
 13:00 開会(趣旨説明など)
 13:10 基調講演 懸田弘訓(民俗芸能学会福島調査団長)
 13:50 個別報告(20分×4名)
 13:50 阿部浩一(福島大学)
 14:10 内山大介(福島県立博物館)
 14:30 小休憩
 14:40 門馬健(富岡町役場)
 15:00 大山孝正(公益財団法人福島県文化振興財団)
 15:20 展示解説・研究紹介など
     各報告者、國井秀紀(公益財団法人福島県文化振興財団)、福島大学学生等
 16:00 意見交換
     司会進行 本間宏(公益財団法人福島県文化振興財団)
 17:30 閉会

 ※終了後に情報交換会(事前申込制)を開催します。
  18時30分~20時30分頃まで、郡山駅西口周辺の会場にて、会費は4000円です。
  下記のページよりお申し込みください。
  http://kokucheese.com/event/index/466559/

共催:公益財団法人福島県文化振興財団、福島県立博物館、科学研究費補助金基盤研究(S)「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立―東日本大震災を踏まえて―」(研究代表者・奥村弘)研究グループ

後援:福島県教育委員会、郡山市、郡山市教育委員会、公益財団法人郡山市文化・学び振興公社、富岡町、富岡町教育委員会、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター、福島大学資料研究所、福島民報社、福島民友新聞社、河北新報社
<   前へ