当機構が文化財の修復事業を依頼された場合、文化財保護の観点に立ち、予算、目的などの状況に応じた方法で事業を推進していきます。
文化財の修復依頼には、中核メンバーである専門家が、日本全国の会員の中からもっとも条件に合う技術者や工房を選定し、監修を行います。このことで、技術的にも経済的にも適切な修復を推進いたします。
文化財所有者のほとんどは、「修復や保存方法について、どこに相談したらよいかが分からない」という悩みを抱えています。そんな方々へ保存方法をアドバイスしたり、適切な技術者を紹介したりするなど、情報を提供いたします。
専門家が、適正見積もりや適正仕様の設計をお手伝いします。
過剰な予算をかけずに文化財の延命を図るため、文化財の健康診断(調査)を行っております。取り返しがつかなくなる前に、日ごろから文化財の状態をチェックし、必要最小限の処置を行うことが大切です。
被災地と修復専門家を繋ぎ、ひとつでも多くの文化財の救命を計ります。